2015年12月16日

絶賛の嵐 下町ロケット裏番組「刑事フォイル」何が凄い?

小さな町工場の奮闘を描いた「下町ロケット」(TBS系)の視聴率が今年の民放連ドラのトップを記録したそうだが(6日放送=20.4%。ビデオリサーチ調べ、関東地区)、実はテレビのプロたちの間では比べものにならないくらい大絶賛されている連ドラがある。しかも、「下町ロケット」の裏番組(日曜夜9時〜)というからビックリだ。番組名はズバリ「刑事フォイル DVD」(NHKBSプレミアム)だ。辛口の放送批評で知られる作家の麻生千晶氏が興奮気味にこう言う。

「私はこれまで『刑事コロンボ』が刑事ドラマの王様と思っていましたが、『フォイル』はそれを上回ります。“あんな傑作見たことない!”と言ってもいいぐらい。ドラマはイギリスの田舎町に起きた事件を中心に展開されますが、まず時代設定が凄い。第2次世界大戦中の出来事で、事件の背景ではドイツやアメリカがどう動いたかなどの世界情勢が描かれている。さらに戦時中のことですから、国民相互が疑心暗鬼になったり、外国人への差別が起きますが、そうした社会情勢にも切り込んでいるのです」

 海外ドラマに詳しい作家の吉川潮氏も絶賛する一人だ。

「もちろん時代背景もさることながら、キャラクター設定もシビれます。主人公のフォイルは誠実な人柄ながら、早くに妻を亡くし、息子とのギクシャクも抱えるなど、どことなく哀愁も帯びている。それでいて不正は徹底追及するため、戦時中の出来事なのに、時に軍部と対立してしまったりもするのです」

「百聞は一見にしかず」だが「下町ロケット」もこれからが佳境だ。どちらをビデオに録画するか、ドラマファンにとってはうれしい悩みが増えたということか。



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